2016.08.11

男子セブンズの快進撃が止まらない。
メダル獲りへ王者と激突

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji
  • photo by JMPA

 オールブラックスを倒した歴史的勝利から一夜明けても、日本ラグビーの勢いは止まらなかった。

 8月10日、男子7人制ラグビー(セブンズ)は2日目を迎えた。予選プールCの日本は、前日に優勝候補の一角「オールブラックス」ことニュージーランドを14―12で下し、イギリスには19-21の惜敗で1勝1敗。12チーム中8チームが勝ち上がる決勝トーナメント進出を確実にするためには、最終戦のケニアに何としても勝ちたいところだった。

後藤輝也の逆転トライでフランスを破った日本代表セブンズ しかし、ケニアも決して弱い相手ではない。個々のランナーの能力が高く、4月のワールドシリーズ・シンガポール大会で初優勝し、総合順位は7位(日本は15位)。ただ、過去には日本が勝利したこともある相手だけに、前日のような試合運びをすれば勝利できるのでは、という期待もあった。

 日本は前日のイギリス戦で開始早々に2トライを奪われたため、瀬川智広ヘッドコーチ(HC)は試合の入り方を大事にしてケニア戦に臨んだ。前半2分、ボールを動かしていくなかで羽野一志が相手のタックルをかわし、そのままトライを挙げて見事に7-0と先制する。その後は、調子のよかったアタックで軽いプレーが見られ、ミスや反則も目立ち始めて7-7の同点に。しかしロスタイム、レメキ ロマノ ラヴァがトライを挙げてふたたびリードし、14-7で前半を終えた。