2016.08.10

ラグビー大国ニュージーランドを撃破。
日本の快挙はこうして生まれた

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji
  • photo by JMPA

 日本ラグビーがふたたび歴史的大金星を挙げ、世界を驚かせた――。

 昨年のワールドカップ(W杯)で男子15人制ラグビー日本代表が南アフリカを撃破した快挙に続き、今度は男子7人制ラグビー日本代表がオリンピックの舞台で「ジャイアントキリング」を起こしたのだ。

ニュージーランドを撃破して大喜びするセブンズ日本代表 8月9日、リオデジャネイロ五輪から正式種目となった男子7人制ラグビー(セブンズ)が開幕。予選プールCに入った日本は、初戦で「オールブラックス」ことニュージーランドと対戦し、見事に14-12で逆転勝利を収めた。男子として、国際大会でオールブラックスに勝利する史上初の快挙である。

 オールブラックスは15人制だけでなく、7人制でも最強国のひとつだ。7人制のワールドカップでは6大会中2回優勝し、過去17年のワールドシリーズ(F1のように世界で戦うサーキット大会)においても実に12度の総合優勝を果たしており、昨年度も3大会で優勝して総合3位(日本は15位)となっている。もちろん、リオ五輪でも金メダルが有力視されているチームだ。

 15人制ラグビーでW杯2連覇に貢献したソニー・ビル・ウィリアムズ、2006年からチームを支えるDJ・フォーブス、セブンズの年間MVPに輝いたこともあるティム・ミケルソン、父が日本のリコーでプレーしていたアキラ&リエコのイオアネ兄弟……。今大会のニュージーランドのメンツを見ても、個々の能力に長けたアスリートが揃う豪華メンバーなのが知れる。