「1対1ならアメリカ人に絶対負けない」NFLを目指す21歳、元アマ横綱のモチベーションは「大谷翔平超え」 (4ページ目)

  • 永塚和志●取材・文・撮影 text & photo by Kaz Nagatsuka

── 花田選手は今、アメリカの大学への進学を目指しているそうですね。

「まだどうなるかわからないですけど、アメリカの大学に編入という形で進めようかなと考えています。僕の今の最適解は、アメリカの大学に行って、言語もフットボールも覚えることかなと。そこからいろんな選択肢が増えると思うので」

── IPPの道も残しつつ、という感じでしょうか。

「もう判断しなきゃいけないところですが、まだ決まってなくて。いろんな選択肢があるなかで、アメリカの大学に行って、2〜3年、言語面もフットボールも覚えて、そこからIPPっていうルートもなくはないです。

 これまでIPPに挑戦した日本人選手で懸念された点が『言語と年齢』だったと聞いています。言語は大学で習得できますし、フットボールもNCAAでやった経験が加算されると思うので、そこからIPPっていうのも悪くないです」

── アメリカの大学へ行くとなると、今年の秋からの入学を目指しているのですか?

「そうですね。となると3月に出願なので、もうそろそろ英語の点数も(期限が)どんどん近づいていて、点を取らなきゃいけないプレッシャーもありますね」

── NFLはどういう人たちの集まりだと思っていますか?

「ドリームボウルのアイビーリーグ選抜は頭のいいトップ校の選手たちの集まりでしたが、それでもすごいフィジカルを持っていて、速いし、強い。これが(全米一になるような)アラバマ大やLSU(ルイジアナ州立大)でやっている奴らってどんなんだろうと......。

 その上にNFLというもっとレベルの高いところがある。そう考えたら、本当にすごいところに挑戦するなっていう実感がふつふつを湧き上がってきます」

── ワクワク感が勝っていると。

「そうですね。怖いという感じではなくて、戦いたい。ブチのめされても這い上がって、次はうちのめしたい気持ちです」

── NFLでは相手と押し合いへし合いとなって、ケンカのような状況になることもあります。

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