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2年目のTリーグ開幕。男子は勢力図に変化も、ダントツ優勝候補は不変 (2ページ目)

  • 佐藤主祥●文 text by Sato Kazuyoshi
  • photo by AFLO

 昨シーズン、惜しくも優勝を逃したものの、ダブルスの勝率が最も高かったのが岡山リベッツだ。とくに上田仁と森薗政崇のペアは勝率が8割を超え、シーズンを通して無類の強さを誇っていた。第1マッチのダブルスで勝利し、主導権を握ったうえで試合を優位に運んでいくのが、岡山の基本的なスタイルと言える。

 だが、今シーズンはダブルスだけではない。シングルスでも勝てる可能性を秘めたチームに仕上がった。中軸を担うのは、台湾から参戦しているリン・ユンジュ。彼は7月に開催された「T2ダイヤモンド・マレーシア」で、初戦で水谷を破り、準決勝で中国の馬龍(マ・ロン)、決勝で樊振東(ファン・ジェンドン)から金星を挙げて優勝。8月20日から行なわれた「ITTFワールドツアー・チェコオープン」でも、準決勝でドイツのティモ・ボルをフルセットの末に破るなど、世界トップランカーを次々と撃破し、優勝を飾った。その勢いのまま、上田&森薗のエースペアとともにシーズンを戦い抜けば、昨シーズンあと一歩届かなかった栄冠に手が届くかもしれない。

【岡山リベッツ】(◯は新加入選手)
上田仁
森薗政崇
吉村和弘
吉田雅己
町飛鳥 ◯
三部航平
リン・ユンジュ(台湾)
柏竹琉
横山友一
有田洋巳

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