張本智和が「チョレイ」と拓く未来。日本は世界の卓球勢力図を変えるか (4ページ目)
水谷は13万人近いフォロワーがいるツイッターに、「俺はこんなとこでくたばりません」と書き込んだ。そんなメダリストの存在をこれからも意識せざるをえない張本は、変わらぬ決意を改めて宣言した。
「2年後のオリンピックでまたこの会場に戻ってきて、金メダルを2つ獲れるように頑張ります」
2020年の夏、東京体育館のコートにこの2人が、あるいは2人に触発された新たな才能が立ったとき、世界の卓球界の勢力図は大きく書き換えられるかもしれない。
14歳の勝者が見せた底しれないポテンシャルと、28歳の敗者がにじませたプライドの先に、そんな未来が見えたような気がする。
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