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【NFL】混戦のプレーオフ。
スーパーボウルの有力候補は4チーム (5ページ目)

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka  photo by AFLO

 パーマーは、13年のプロ生活で不遇の時間を長く過ごしてきた。名門・南カリフォルニア大学時代にハイズマン賞(大学最優秀賞)を受賞し、2003年にドラフト全体1位でシンシナティ・ベンガルズに入団。しかし、周囲のサポートに恵まれず、ベンガルズ7年間でプレーオフ進出はたった2回。ひざのじん帯を2度断裂するなど、ケガにも泣かされてきた。

 しかし今季は、攻守ともに彼をサポートするキャストが揃っている。今季のパーマーとカージナルスを見ていると、2008年シーズンを思い出す。レギュラーシーズン9勝7敗ながら、「絶頂期は過ぎた」と言われていた当時37歳のQBカート・ワーナーが素晴らしい活躍をみせ、チームをスーパーボウルまで導いたシーズンだ。カージナルスファンでなくとも、パーマーにその再現を期待せずにはいられない。

 今年のスーパーボウルは記念すべき第50回大会――。開催日は2月7日、場所はカリフォルニア州サンタクララのリーバイス・スタジアム。はたして、どのチームが夢の大舞台に立つことができるのか。

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