【バスケット】八村塁の日本代表復帰宣言 「プレーヤーファースト」を説き続けた信念と日本協会の変化 (2ページ目)
【八村からの批判を受けた日本協会の変化】
協会への不満と提言を口にしたときには「そういう方針の日本代表ではプレーしたくない」とまで言った八村だったが、この1年ほどの協会の変化には好印象を持っている。
「(協会が)やっと変わった。僕としても一歩進んだんじゃないかなと思う。日本のバスケがよくなるってことを考えてやってくれたので、そこは自分でもちゃんと見ていきたいなと思います」
一方で、表向きだけの変化ではないということを見ていきたいとも言う。単に体制が変わり、人が入れ替わっただけですべてが解決するとは言えないからだ。
「話なんていくらでもできる。僕はいつも行動派なんで、(大事なのは)行動でどうするかですよね。(以前の)JBAは言うことは言っても、やることはやってなかった。どう変わるかは、(これからの)行動次第ですね」
その後、協会は八村とコミュニケーションを取って関係を築き、八村の代表に対する提言にも耳を傾けてきた。島田のリーダーシップのもと、伊藤拓摩が強化委員長に就任し、代表のヘッドコーチには桶谷大、そしてアシスタントコーチにはNBAでのコーチ経験がある吉本泰輔とライアン・リッチマンを起用した。
八村自身、今年春にテレビ朝日で放送された松岡修造とのインタビュー番組で「(協会は)変わってきている」と断言。6月にシンガポールで開催された「NBA Rising Stars Invitational 2026」の場での日本のメディアとの質疑応答のなかでは、代表コーチ陣について、日本の文化をよくわかっている桶谷HCを、NBAで長くやってきた吉本やリッチマンが支えるという「そのミックスがうまくいっているんじゃないかと思う」と評価し、期待するコメントをしている。
こうして八村と協会の関係も変化するなかで、単なるひとりの代表選手という枠を超えた新たな協力関係も生まれている。世界に通用する次世代の選手たちを育てたいという八村の思いと、八村に続く選手を育てたいという協会の思いが一致。八村が主催する「BLACK SAMURAI 2026」とFIBA U18アジアカップに出場する男子U18日本代表チーム強化合宿の特別融合プログラムということで、名古屋で8月6~8日に開催される「BLACK SAMURAI SUMMIT 2026」キャンプに、U18代表チームも参加することになったのだ。
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