町田瑠唯と林咲希は日本代表として一緒にパリ五輪へ「焦りしかない」「アメリカとできるの、すごい楽しみ!」 (4ページ目)
町田瑠唯と林咲希は一緒にパリ五輪を目指す photo by Koreeda Ukyoこの記事に関連する写真を見る── 町田選手は恩塚HC体制になってから出場がありません。焦りはありますか?
町田 焦りしかないです。ほかのポイントガードも自分とタイプが違うすばらしい選手が多いし、彼女たちが恩塚さんのバスケットを繰り返しやってきている一方、私はまだ全然やれていないので......。だいぶ遅れているとは感じています。だから今、自分ができることは、富士通でちゃんとやっていくこと。それをやっていれば、代表につながっていくと思っています。
── 恩塚HCはホーバスHC体制時のアシスタントコーチでした。ふたりのバスケットボールのスタイルの違いについて聞かせてもらえますか?
林 最初は「スタイルが違うな」と思っていたんです。ガードが1対1をするトムさんのスタイルに対して、恩塚さんのバスケットはみんなが1対1をするので。だけど、OQTの時はフルコートを使ってガードがしっかりプッシュする形だったので、似ているなと感じました。
がんばらないといけないときに、頭をリセットしながら1秒1秒を進めていくのが恩塚さんのバスケット。トムさんのときは「セットプレーでこれをちゃんと最後までやりきろう」というスタンスでしたが、恩塚さんは「ディフェンスを見ながらやる」バスケット。プレーの入り方は似ているけど、点の取り方はすごくレパートリーが増えたという印象です。
── 町田選手は、恩塚HCのバスケットボールをどう見えていますか?
町田 トムさんと恩塚さんのバスケットは「全然違うかな」と感じています。恩塚さんのバスケットはディフェンスによってプレーを変えるというか、みんなが「この場合はこうだよね」っていう共通理解がないと頭がごちゃってなってしまうバスケットだと感じています。だから私としては、なおさら早く入って馴染まないといけないと思っています。
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