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河村勇輝、3度目のBリーグ挑戦でプレースタイルに変化。アシスト倍増、3Pが減った理由を聞いてみた (2ページ目)

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka
  • photo by Nikkan sports/AFLO

「昨シーズンはペイント周りでの得点があまりなかったので、(東海)大学へ戻ってからペイント周辺からのシュートや、そこで決めるドリブル、ドライブ、シュートといったテクニックの部分をだいぶ練習してきました。それがすごく自信になっています。リングをアタックすることをひとつの武器にできた1年間だったと思っているので、そこは今後も生かしていきたいと思っています。

 3Pの部分は、昨シーズンや三遠(ネオフェニックス)の時と比べてアテンプト(試投数)自体が少なくなっていて、確率も低くなってしまっています。ただ、自分がチームに求められていることはドライブだと思うので、自信を持ってやれているからこそフィットしているところです」

---- 河村選手の一番の武器は、やはりスピードを生かしたドライブだと思います。2Pが増えたのは、そこにある意味で立ち返ったということでしょうか。

「それはあると思います。自分のスピードやドライブ、コートの中を縦横無尽に駆け回るところは、相手からしたすごく嫌なはずです。そういった意味でも、『自分のスタイルはなにか?』というのを再確認できてきたと思っています」

---- 昨シーズン、そして今シーズンの加入直後は「2ガード(PGふたりが同時にコートに立つこと)」での出場が多かったですが、今は河村選手1枚で出ています。チームの信頼の表れでしょうか。

「そうですね、高校の頃から2カードで(司令塔としての)役割を分担しながらやってきましたが、東海大学に入ってから大倉颯太選手(昨年2月に前十字じん帯と半月板を損傷して長期欠場)のいない間、ずっとひとりでPGをやってきたので。そういった経験がすごく生きていると思います」

---- Bコルの青木勇人HC(ヘッドコーチ)から、自由度は高くやらせてもらっている感じでしょうか。

「はい。戦術的なことは言われることもありますが、本当に自由にやらせてもらっているので、すごく感謝しています。でも、全然プレーには満足してないです。欲を言えば、もっと3Pのアテンプトだったり、確率のところもしっかりと上げていきたい。

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