八村塁の得点力が日本のストロング。
W杯に向けて課題も明らかに (2ページ目)
最終的に、アルゼンチン戦は第4Q残り2分8秒に93-99の6点差に日本が詰め寄るも、そこからアルゼンチンに9連続得点を許し、93-108で敗北。
八村は、そこに世界との差があると試合後に語った。
「アルゼンチンは、チームも選手も、監督を含めて勝ち方を知っていた。決めるとこを決める。彼らは決めたが、僕たちは決められなかった。この差は経験の差。他の差はそれほどない。これから経験を積んで、学んでいかなければいけない。そして、今日のような試合を忘れてはいけない」
アルゼンチン戦から2日後のドイツ戦。
中1日の日本と、前日にチュニジアと戦っていた連戦のドイツとで、コンディションの差や、ワールドカップを控え、勝敗よりも内容を重視するべきタイミングであることを加味しても、過去、ヨーロッパ勢に1度も勝ったことがない日本が世界ランク22位のドイツを86−83で破ったことは快挙でしかない。
そしてこの試合も、八村がモンスターパフォーマンスを披露。まずは第1Q、日本の16点のうち八村だけで12点を稼ぎ出す。
八村の勢いは最後まで止まらず、最終的に両チーム最多の31得点を記録。しかも、2Pは16本中10本(62.5%)、3Pは3本中2本(66.7%)という超高確率だった。さらに第4Qの勝負どころで相手エース、デニス・シュローダー(オクラホマシティ・サンダー/PG)のシュートを叩き落とす、値千金のブロックまで決めている。
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