八村塁も参戦!18年ぶりの
バスケU19W杯で日本が世界の壁に挑む (3ページ目)
そして、大会直前に八村塁という最高の逸材が加わった。明成高でウインターカップ3連覇をしたのち、アメリカ・ゴンザガ大では日本人初となるNCAAトーナメントファイナルに進出した選手だ。
八村はゴンザガ大で十分なプレータイムを得られたわけではなく、本人も約1年半もフルゲームから遠ざかっていたことを心配していたが、それでも合流してすぐにエースとして力を発揮できるあたりは、さすがに高いレベルで揉まれてきただけのことはある。特筆すべきは、ゴンザガでは短いプレータイムゆえ、パワフルプレーでアピールしていたが、日本に戻れば状況に応じてパワフルかつ、しなやかなプレーで多彩な形のフィニッシュ力を見せていることだ。これまでの日本にはいなかった稀有な人材であり、ゴンザガでプレータイムを欲している八村にとっても、今大会はアピールするチャンスになるだろう。本人も「僕も日本もやれるところを見せたい」と意欲を燃やしている。
日本の注目選手を紹介しよう。
ディフェンス力を買われているキャプテンの三上侑希(184cm/中央大2年/G)と得点源の西田優大(188cm/東海大1年/F)は、ともにクイックリリースを武器とするサウスポーシューター。もう1人のシューター杉本天昇(185cm/日本大1年/F)は予測できないトリッキーなプレーで試合をかき回す存在になる。体の強さを発揮してミドルレンジから得点する増田啓介(191cm/筑波大2年/F)の働きも重要だ。
※ポジションの略称=G(ガード)、F(フォワード)、C(センター)
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