BリーグCSついに開幕。
田臥と富樫が激突する栃木vs千葉は必見だ! (6ページ目)
注目すべきは、千葉・富樫勇樹と栃木・田臥勇太のタイプの異なるポイントガード対決だろう。富樫は1on1やピック&ロールを駆使し、スリーポイントシュート、フローターと多彩なシュートで自ら得点を量産する攻撃型PGだ。また、平均13.2得点と高い得点能力だけでなく、富樫を警戒してマークが集中すればノーマークの味方を見つけ出してパスをさばく。リーグ3位の1試合平均4.0本の成績が示すように、アシスト能力も高い。
一方、田臥はバランス型のPGだ。自らの得点よりもチームオフェンスを重視し、インサイド、アウトサイドとパスを散らす。1試合平均3.4本のアシスト数は富樫に負けているものの、誰もが予想しないタイミングやスペースにピンポイントのパスを通す能力は今なおリーグナンバー1。なにより、リーグの顔的存在でありながらルーズボールに泥臭くダイブする姿は、チームを誰よりも鼓舞し続ける。どちらのPGがチームを勝利に導くか見逃せない。
クォーターファイナルの勝者を予想することすら困難なCSで、優勝チームを当てるのは不可能に近い。それでも強引に予測するならば、川崎、三河、千葉、栃木の"四つ巴"の争いか。特に、優勝候補同士の激突となる栃木vs.千葉の勝者が勢いに乗るのは必至で、セミファイナル以降の中心的存在になることは間違いない。
ファイナルは5月27日、国立代々木競技場・第一体育館。ティップオフは15時10分。そのとき、コートに立っている2チームは? そしてBリーグ初代王者の栄冠を手にするのは? その名を歴史に刻むための激戦が、いよいよ幕を開ける──。
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