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BリーグCSついに開幕。
田臥と富樫が激突する栃木vs千葉は必見だ! (3ページ目)

  • 水野光博●取材・文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • 村上庄吾●撮影 photo by Murakami Shogo

 しかも、対戦チームがファジーカスをダブルチームで守ろうとすれば、リーグを代表するシューター辻直人(SG)の長距離砲の餌食になってしまう。そのため、ディフェンスする対戦チームは常に頭を悩ますことになるだろう。CSが混戦になることは間違いないが、川崎が優勝候補の最有力であることは変わらない。

 一方のサンロッカーズ渋谷は中地区3位(32勝28敗)となり、ワイルドカードでぎりぎりCSに滑り込んだ。しかし、メンツを眺めてみれば、「もっと勝ち星を増やせたのでは?」と思えてならない顔ぶれが揃っている。

 シーズン途中で加入した213cmのロバート・サクレ(C)はロサンゼルス・レイカーズでプレーした経歴を持ち、帰化選手のアイラ・ブラウン(SF/PF)はメジャーリーグのカンザスシティ・ロイヤルズからドラフト指名を受けた異色のバスケ選手で、リーグ最高峰の身体能力を誇っている。さらにキャプテンの広瀬健太(SF)は今季のスティール王(平均2.0本)だ。ディフェンスでプレッシャーをかけて川崎を浮き足立たせ、サクレの積極的なオフェンスでファジーカスをファウルトラブルに陥れることができれば、勝敗の行方は一気にわからなくなる。

アルバルク東京(東地区2位)
vs.
三遠ネオフェニックス(中地区2位)

 Bリーグ元年である今季、もっとも多くの観客を沸かせたのは、東地区2位(44勝16敗)アルバルク東京のディアンテ・ギャレット(SG)ではないだろうか。1月のオールスターに最多得票で選ばれたように、ユタ・ジャズなどでプレーした経験を持つギャレットは、その華麗なドリブルテクニックでまさに見るものを虜(とりこ)にした。

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