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BリーグCSついに開幕。
田臥と富樫が激突する栃木vs千葉は必見だ! (4ページ目)

  • 水野光博●取材・文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • 村上庄吾●撮影 photo by Murakami Shogo

 ただ、対する中地区2位(33勝27敗)の三遠ネオフェニックスにも注目すべき外国人選手がいる。それはジョシュ・チルドレス(SF)だ。BリーグにNBA経験者は数多くいるが、そのなかでもっとも輝かしい経歴を持つのが彼だろう。2004年のNBAドラフト6位でアトランタ・ホークスに指名され、オールルーキーセカンドチームにも選出されている実力者である。センター以外のすべてのポジションをこなすマルチな才能はBリーグ随一だ。

 勝敗を占うなら、田中大貴(SG)や竹内譲次(PF)といった日本代表選手を抱える東京のほうが一枚上と言える。三遠が勝つためには、太田敦也(C)ら日本人プレーヤーの奮起が不可欠だ。

シーホース三河(西地区1位)
vs.
琉球ゴールデンキングス(西地区2位)

 日本代表のエースであるスラッシャー比江島慎(PG/SG)と、平均16.7得点で得点ランキング8位(日本人選手1位)に食い込んだシューター金丸晃輔(SG/SF)を軸とする西地区1位(46勝14敗)のシーホース三河は、リーグトップの日本人タレントを擁している。NBL時代からの常勝軍団は、プレーオフに照準を合わせた戦い方も心得ているだろう。また、2月末に故障して欠場の続いていた橋本竜馬(PG)がCSに間に合ったのも大きい。

 昨季のNBLファイナル、三河は2連勝から3連敗を喫して川崎に敗れ、「NBL最後の王者」となれなかった。比江島が「Bリーグ初代王者へのモチベーションは、僕たちがどのチームよりも高い」と語るように、虎視眈々と戴冠を狙っている。

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