【NBA】今年は誰が選ばれる?歴代ドラフト全体1位の今 (5ページ目)

  • 水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by AFLO

 そして現在27歳のオデンも、過去に7度もヒザの手術を受け、実質3シーズンしかプレーできていないドラフト全体1位のセンターだ。実働3シーズンの成績は、平均8.0得点・6.2リバウンド。不運ではあっただろうが、同年のドラフト全体2位指名がケビン・デュラント(オクラホマシティ・サンダー/SF)であることを考えると、期待外れと言わざるを得ない。

 オデンは2013-2014シーズンにマイアミ・ヒートで23試合プレーしたのち、解雇された。その後、オデンの獲得に乗り出すチームは現れず、昨シーズンは所属チームなし。今オフはシャーロット・ホーネッツやダラス・マーベリックスのワークアウトに参加する予定で、NBA復帰を模索している。

「何十年にひとりの逸材」や「ヤング誰々」など、ドラフト前の選手を紹介する際に使われる常套句の数々――。6月25日に選ばれる今年のドラフト全体1位選手が、そこに込められる期待以上の選手に成長してくれることを願いたい。


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