井上雄彦、歴代スラムダンク奨学生と語る「高校では終われない、君へ。」 (6ページ目)

  • スポルティーバ●構成 text by Sportiva
  • 喜 安●写真 photo by Kiyasu

思い出話で大いに盛り上がった座談会は終始、笑顔があふれていた思い出話で大いに盛り上がった座談会は終始、笑顔があふれていた「恐れずにスラムダンク奨学金に応募してもらえれば嬉しい」(井上) 

――では最後に、現在、7回目のスラムダンク奨学生を募集していますが、これから応募しようと考えている高校生にメッセージをお願いします。

井上 苦労した話はありますが、それはアメリカに行ってからの話で、自分の夢や、やりたいこと、なりたい自分に対して素直に向き合って、まっすぐ挑戦してもらいたいなと思います。そしてどんなことでも「楽しむ」という姿勢でやってもらえればいいなと。せっかく自分で選んだバスケットの道なんだし、嫌々やるのはもったいない。どんな経験も楽しめるように、そして苦しくても楽しめるように、そういう心構えで恐れずに応募してもらえれば嬉しいです。

谷口 僕が思うのは、1期生・2期生がトップレベルで、3期生から普通の選手になったと言われますけど、その人、その人で越えなければならない壁は違う。僕もジミーも成長したし、雪次郎も、稜も成長した。苦労はついてくるけど絶対に成長できる環境なので、本当にバスケでうまくなりたいと思うなら、ぜひ応募してもらいたいです。

早川 自分がアメリカに行く前、自分自身に言ったのが、「アメリカに行っても、成功は約束されていない。だけど、成長はするだろう」ということ。そこは絶対に裏切られないと思っていました。最終的に全部ひっくるめてプラスとなって自分に返ってくる。チャレンジすることで成長は約束されているから、スラムダンク奨学制度に応募する前に悩むんじゃなくて、合格してから悩んでもいいんじゃないかと思います。

――では最後、山崎選手に締めていただきましょう。

(爆笑)

谷口 ハードル高いなー。

早川 順番が逆だったねー!

山崎 そうですね……(笑)。まずは応募してほしいですね。受けないと何も始まらないし、応募すれば合格する可能性はゼロじゃないと思います。自分も同じような考えでしたから。でも実際、スラムダンク奨学生に選ばれて、いい経験ができて、人間としてもバスケットの面でも成長できました。以上です。

谷口 最後に、「めんどくさがらずに」を入れてほしかったなぁ(笑)。

(爆笑)

井上 奨学生はみんな、コート上でのポジション、プレイスタイルも違うし、キャラも被らないですよね。いつか、奨学生がひとつのチームになってプレイするのを見てみたいですね。それも僕の夢です。

――本日は本当にありがとうございました!

【第7回スラムダンク奨学金~奨学生募集】

●応募期間● 2013年9月10日(火)まで ※当日消印有効
●募集人数● 若干名
●応募資格●
(1)
バスケットボールに対する深い愛情と情熱を持ち、アメリカのプレップスクールのレベルでの競技に対応できる能力を有する人。
(2)
異文化体験への積極的興味を持ち、派遣先での生活に適応できる資質がある人。
(3)
日本の高等学校、高等専門学校(学校教育法第1条の規定によるもの)、または専修学校高等課程(同法第82条の3、第1項の規定によるもの)を2014年3月卒業見込みの人。
(4)
1995年4月2日以降に生まれた人。
(5)
保護者の同意、承諾を得ていること。
※国籍は問いません。
●プログラム期間● 2014年4月~2015年5月(14ヵ月)
※状況によって、プログラム期間が変動する可能性があります。
●プログラム内容●
アメリカのプレップスクールでの学業及びバスケットボールのプレイ機会の提供。
また、それに関わる生活費・学費の全般を支給。返済の義務はありません。
ただし、自己都合により、途中でプログラムを離脱した場合は、その限りではありません。

[ダウンロード出願フォーム公開中!]
http://slamdunk-sc.shueisha.co.jp

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