2012.10.04

JBLとbjリーグの統合はなぜ進まないのか?

  • 木村元彦●取材・文 text by Kimura Yukihiko
  • 山本雷太●撮影 photo by Yamamoto Raita

『スポーツ紛争地図』 vol.1 第1回

現在、日本バスケットボール界は、JBLとbjリーグ、ふたつのリーグが併存している 9月19日、日本バスケットボール協会は記者会見を開き、2013年9月から開始される新リーグの名前をNBL(National Basketball League)と発表、このNBLが協会が認定するトップリーグであることを強調した。

 席上、新リーグ運営本部の丸尾充本部長は、今までのリーグ=JBLとの違いを聞かれ、「新リーグはJBLとbjリーグの統合ではない。新規参入もあってのものである。プロのイメージを目標に運営のスタイルを自主興業に変えた」と答えている。

 2008年にFIBA(国際バスケット連盟)から、「一国家でひとつのリーグが理想。(JBLとbjリーグの)統合が望ましい」との要望を受けて、プロ化検討委員会ができて以来、議論を重ねて来たが、悲願であるリーグ統合とプロ化の実現はまたも断念、先送りにされた格好である。

 強化においても普及においても日本バスケットの未来を考えた場合、統合こそが真っ先にクリアすべきミッションであることは自明である。何が障害になっているのか。

 バスケットのプロリーグ発足が初めて検討されたのは、Jリーグ開幕の成功を目の当たりにした年、1993年のことである。サッカーに比べて20年遅れてしまったと言っても過言ではない。まずは現在に至るまでの経緯をさらってみる。