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【F1】角田裕毅「マシンが勝手に右に進む」違和感 いきなりのトラブルに「うまく波に乗れていないなぁ」 (2ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

【10グリッド降格の厳しいペナルティ】

 ただし、FP3中に赤旗が提示された際、右リアタイヤを壊してスロー走行していたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)を抜いてしまい、角田には10グリッド降格ペナルティが科されてしまった。

 ダメージを負ったマシンの後方を走るリスクを考えれば、視界の開けたバックストレートで先行することに何の問題があるのか──というのが、角田とレッドブルの主張だった。しかし、赤旗提示時はコース上に予測不能な危険が生じている可能性に備えることが大前提であり、追い抜きは許されないというのがルール。

 大きくスロットルを戻して合図を送るなど、安全確認をしっかりと行なったことをアピールしていたのなら、情状酌量の可能性もあったように思われる。だが、後方のルイス・ハミルトン(フェラーリ)がピアストリを見て減速し、追い抜きをしていないことも含めて、この厳しいペナルティは仕方のないものと言わざるを得なかった。

◆つづく>>

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著者プロフィール

  • 米家峰起

    米家峰起 (よねや・みねおき)

    F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。

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