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朝日奈央がスーパーGTの魅力を語る「GT300とGT500の音の違いもわかるようになってきました」 (3ページ目)

  • 吉田知弘●取材・文 text by Yoshita Tomohiro

【時速200kmでのGがすごかった】

── 第1戦・岡山では、実際にレースで使うマシンに搭乗されていましたね。

「最初は『本当に乗って大丈夫なのかな?』って思いました。だけど、すごく優しく対応してくださって、そして実際に乗ってみたら思った以上に『マシン感』が強かったです! シートも固くて『これに長時間も乗って、あのスピードを出しているんだ』と思うと、尊敬しかないなと。

 あと、コックピットから外を見ると、視界がけっこう狭いなと感じました。その感想をドライバーさんに伝えると、『視界が狭いからこそ一点に集中できるので見やすいんです』とおっしゃっていて『なるほど!』と思いました。それにしても、あの空間の狭さには驚きましたね」

── モータースポーツ現場の初ロケで、いきなりレーシングカーに乗車するという機会は本当に貴重ですね。ほかにも気づいたことはありましたか?

「タイヤ交換の速さにも驚きました! ドライバーさんもすごいですけど、いろんなプロの方が集結して作り上げられている空間なのだな......というのをすごく感じました。わずか2〜3秒でタイヤを替えられることにビックリしましたね。

 岡山国際サーキットのピットに入らせていただき、間近で作業を見させてもらいました。タイヤを持ち上げてみたのですけど、すごく重くて持ち上がらなかったですね(笑)」

── 第2戦・富士では、セーフティカーに同乗してコースを走る体験もしました。感想はいかがですか?

「これも本当に貴重な経験をさせてもらいました。気がついたらかなりのスピードで、たしか時速200km近くて出ていたと思います。

 もちろんドライバーさんが安全に運転をしてくださったんですけど、カーブのところでかかるGがすごかったです。体験ドライブでもけっこうなGだったのに、プロのドライバーの方々は時速300km近く出して戦うので、すごく負担の強いスポーツなんだと体感しました」

── 第3戦・鈴鹿では、どんな取材をされたのですか?

「鈴鹿ではサーキットに併設している観覧車に乗って、そこからの景色をリポートしました。サーキット全体を客観的に見ることができるので、ほかのサーキットとは少し違う楽しみ方ができるなと思いました。

 鈴鹿にはサーキットだけじゃなく遊園地もあるので、訪れた子どもたちも楽しそうに遊んでいました。レースを観る以外にも楽しめる、ワクワクするようなテーマパークになっていることも驚きましたね」

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