レースクイーン女王・松田蘭のプレッシャー「情緒が不安定で、突然ぽろぽろ泣き出してしまったり...」 (4ページ目)
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【モータースポーツへの架け橋になれたら】
── モータースポーツファンでないと、サーキットに足を運ぶ機会は多くないと思うのですが、現地でレース観戦する魅力は何でしょうか?
「サーキットって非日常なんですよね。タイヤの焼ける匂いや、想像を絶するエンジン音の大きさやスピード感......これほど五感を刺激してくれるスポーツはないと思います。だから、たくさんの人に足を運んでもらえたらと思っています。きっと忘れられない1日になると思いますよ」
── まずはサーキットへ来てほしい。
「はい。最初は知識がなくてもいいと思います。まずは雰囲気を楽しむ。実は私も、レースクイーンになってからモータースポーツの勉強を始めて、徐々にその魅力に引き込まれていったんです。
モータースポーツの魅力は、ひとりの力では成し遂げることのできないところ。小さなミスひとつでも勝敗が大きく変わる繊細なスポーツです。ドライバーもひとりでは走ることができない。チームに携わるひとりひとりが一番になることをあきらめず、同じ目標に向かって前を見ている──。このチームワークこそが魅力だと思いますね」
── 松田さんは「理想のレースクイーン像は、自分のなかでかなり高い」とおっしゃっていましたが、今後どのような方向性で上を目指していくつもりですか?
「ひと言でいえば、モータースポーツをもっと盛り上げられるような『架け橋となる絶対的な存在』になりたいんです」
── グランプリという頂点を極めたからこそ、モータースポーツ盛隆のために尽力していく。
「そうですね。グランプリを獲ったあと、グラビアタレントや女優を目指してレースクイーンから卒業する方もいます。私はレースクイーンになることが夢だったので、今後もレース業界で活躍したいと思っています。
自分としてはまだまだ未熟だと思っていますので、成長しながらレース業界を盛り上げていきたいです。それもグランプリ受賞者の大切な役割だと思っています。できれば、レースクイーンをとことんまで究めたいと思います」
<了>
【profile】
松田蘭(まつだ・らん)
1997年9月4日生まれ、愛知県名古屋市出身。身長165cm。スリーサイズ=B82・W58・H84。特技=ギター。趣味=アニメ鑑賞、音楽鑑賞、ネットサーフィン。SNS=X(@ran_mjargtne)、Instagram(@ran_mjargtne)
プロフィール
石塚 隆 (いしづか・たかし)
フリーランスライター。1972年生まれ。神奈川県川崎市出身、現在は鎌倉在住。『Sportiva』をはじめ『Number』『週刊ベースボール』『集英社オンライン』『週刊プレイボーイ』など、スポーツを中心に、政治、経済、サブカルチャーなど多岐にわたるジャンルで寄稿している。趣味はサーフィン、トレイルランニング
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