角田裕毅、イギリスGPで話題の「スプリント予選」の影響は「マシンの速さを引き出す点で不利」 (4ページ目)
「(スプリント予選は)レースとして勝つために戦う。3ポイント追加で獲得できるなら、もちろん優勝を狙うよ(予選レース上位3名にはそれぞれ3、2、1ポイントが与えられる)。僕らは常に『改善できるところはないか』という姿勢でレースを見ているし、今週もそれと同じ姿勢で臨むつもりだ。
セットアップ面でも、常にあらゆるエリアに対して改善できる余地はないか、目を向けている。短い時間で説明できるようなレベルではないくらい、あらゆることに対して分析をしているんだ。いつも言っているように、マシンのセットアップを最大限にうまく仕上げるべく努力しなければならない。
今週はセッションのフォーマットが違うから、煮詰めるのがいつも以上に難しいだろう。だから、まずは走ってみないとね。そうすれば、自分たちがどのあたりにいるのかは自ずと見えてくるよ」
◆ホンダF1初のチャンピオン獲得。驚異の1500馬力を誇った最速マシン>>
ここでメルセデスAMGを下すことができれば、残り1戦となったシーズン前半戦はおろか、後半戦の趨勢も決まる。
まさに天王山。「スプリント予選」という新たな試みがもたらしたのは、わずか100kmのレース以上の難しさだ。それを戦った先に待っているのは、ただの追加3点や1勝ではない、シーズンの行方を照らし出すもっと大きな光明かもしれない。
セナをF1王者に導いた名車マクラーレンMP4/4
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