シボレーに逆転されたホンダ。
注目のインディ500でスカッと勝てるか (2ページ目)
彼らに対抗できるチームの筆頭は、チップ・ガナッシ・レーシング・チームズだ。彼らが今年からホンダに戻ってきたことには大きな意味がある。昨年までの3シーズン、ペンスキーとガナッシの2強はシボレー・ユーザーだったが、片方の陣営に偏っていた強豪チームが、ようやくイーブンに戻ったことになる。
だが、さすがのガナッシでもショートオーバルでのホンダエアロの不利は大きすぎた。同じようにアイオワとゲートウェイの2レースでもホンダは苦戦を免れないだろう。ただし、ホンダ勢に勝機のあるストリートレースと、ホンダが優位に戦えそうな高速オーバルでの戦いが、まだ3戦ずつ残されている。
チップ・ガナッシのエースで過去4回チャンピオンになっているスコット・ディクソンは、今季まだ勝利がない。それでも、第5戦インディカー・グランプリで2回目となる2位フィニッシュを飾り、早くも3回目の表彰台に上がった。ランキングはトップと10ポイント差の2位につけている。
この先、ホンダvsシボレーの勝負のカギを握るのは、シーズン中盤から4戦がスケジュールされているロードコースになるだろう。今年のこれまでのロードコースはバーバーとインディの2戦でシボレーが2勝を挙げている。しかし、結果に現れているほどのアドバンテージを彼らは持っていないように見える。
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