ホンダvsホンダの超高速バトル。インディカー今季2勝目はワンツー (6ページ目)

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano  松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 これでホンダ陣営のリーディング・チームであるアンドレッティ・オートスポートがもう少しシボレー勢の2強に対抗できる力を取り戻すことができたら、インディカー・シリーズはさらに競争が激化し、おもしろいチャンピオンシップになるだろう。もちろん、佐藤琢磨を中心とした2カー体制へと拡大し、名門復活を目指すAJ・フォイト・レーシングにも奮起を期待したいところだ。

 2016年シーズンの残り2戦は、どちらもロードコースだ。ホンダとしては、ここでライバルと互角の戦いをしたいところ。来る2017年の空力に関するルールは、今年とほぼ同じものになる。メーカー・タイトル、ドライバー・タイトル、インディ500での優勝という3つの大きな目標をすべて達成するためには、今シーズンのうちにシボレーとの差を縮めておく必要がある。

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