2013.08.11

【F1】シーズン後半戦展望。4強のうち優勝に近いのは誰か?

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • 桜井淳雄●撮影 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)

 今、ヨーロッパ各地にあるF1チームの本拠地はひっそりと静まりかえっている。2013年のシーズン前半戦が終わり、紳士協定で2週間の”夏休み”に入っているからだ。

 開幕から10戦を終えて、チャンピオンシップ争いはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が一歩リードしている。しかし、その後ろには3人のライバルが控えている。2013年のチャンピオン争いは、この4人によって争われることになりそうだ。

前半戦をランキングトップで折り返したのはレッドブルのベッテルだった 前半戦の戦いぶりを振り返ってみれば、4人それぞれにはっきりとした傾向が見て取れる。予選に強いルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、決勝に強いフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)とキミ・ライコネン(ロータス)、そして全般的に強いベッテルだ。予選と決勝の平均順位を算出すれば、それがより明確に見えてくる。

 4位のハミルトンは予選平均2.2位、決勝は4.5位。メルセデスは予選最速であり、ハミルトンは第5戦スペインから3連続2位、第8戦イギリスGPから3連続ポールポジションを獲得している(中国GPでもポールポジション)。10戦のうち、実に7戦がフロントロウからのスタートだ。

 シーズン前半戦はタイヤの扱いに徹底的に苦しんだメルセデスは、決勝で後退する場面が多く見られた。予選順位よりも下位でフィニッシュしたレースは実に7回にも及ぶ。