【NASCAR】トップカテゴリーに71歳のドライバーが出場して記録更新

  • 三尾圭●協力 text Mio Kiyoshi

アメスポ事件簿99

 ニューハンプシャー州ロードンで行なわれた『NASCARスプリントカップ第19戦』に、71歳の現役ドライバー、モーガン・シェパードが参戦して全米中から注目を集めている。

 スプリントカップは、ピラミッド構造となっているNASCARのカテゴリーで最上位に位置する、まさに「NASCARの頂点」。アメリカのみならず、世界中のドライバーが目指す、ストックカーレースの最高峰の舞台である。そんな大舞台に、1970年からドライバーとして活躍してきたシェパードが参戦。これにより、ジム・フィッツジェラルドが保持していた最高齢出場記録(65歳)を上回り、史上初となる「オーバー70」の現役ドライバーが誕生した。

 40年以上のレース歴を持つシェパードは、予選を無事に通過。そして決勝でも事故を起こすことなく、41位で完走している。ちなみに彼の生まれた1941年といえば、日本軍の真珠湾攻撃により、太平洋戦争が開戦した年である。

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