2012.08.01

【F1】前半戦総括。混戦を抜け出す最速チームはどこか?

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • 桜井淳雄●撮影 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)

サマーブレイク前のハンガリーGPを制したのはマクラーレンのハミルトン ハンガリーGPが終わり、F1は1カ月間のサマーブレイクに入った。

 開幕から7戦で7人の勝者が生まれる大混戦の2012シーズンは、20戦のうち11戦を終えて折り返し地点を迎えたことになる。

 ドライバーズ選手権は、ただひとり3勝を挙げたフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が一歩リード。40ポイント差でレッドブルのマーク・ウェバーとセバスチャン・ベッテルが続き、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、キミ・ライコネン(ロータス)もそこから10ポイントと離れてはいない。

 1秒以内に10数台がひしめくような大接戦が多くなった今季のF1は、チャンピオンシップも混戦模様だ。

 すでにアロンソとフェラーリのタイトル奪還が現実味を帯びてきたとも言われているが、現状のランキングがマシンの性能差をそのまま反映したものではないことを忘れてはいけない。

 それはアロンソ自身がいちばんよく分かっている。イギリス、ドイツで連続ポールを奪ったが、それはウエットコンディションでの話。ドライの予選となったハンガリーでは、予選・決勝ともに5位に沈んだ。

「僕らのマシンはかなり良くなったけど、まだ最速じゃない。ここまでの成績に目を奪われて、そのことを忘れちゃいけないんだ。まだまだ改善努力が必要だ。今回のハンガリーでの結果(5位)こそが今の実力を反映したものであって、自戒のためにはこういう結果もいいことだ」