【競馬予想】安田記念はどの馬にもチャンスあり! 元ジョッキーは決め手ある新勢力に白羽の矢 (2ページ目)
今回は今季3戦目と、ローテも理想的。浜中俊騎手とは久しぶりにコンビを組むことになりますが、大崩れは考えにくいと思います。
――このソウルラッシュを脅かす存在、伏兵候補として食指が動く馬はいますか。
大西 前走のGIII東京新聞杯(2月9日/東京・芝1600m)で重賞初制覇を飾ったウォーターリヒト(牡4歳)が面白そう。
もともと管理していた河内洋厩舎の定年解散に伴って、3月からは石橋守厩舎の所属に。休み明けのうえ、転厩初戦ゆえ、条件的には決していいとは言えないのですが、最も一発の魅力を感じるのはこの馬です。
安田記念での一発が期待されるウォーターリヒト photo by Eiichi Yamane/AFLOこの記事に関連する写真を見る――推しのポイントを詳しく教えてください。
大西 3歳春は河内厩舎の定年前ラストシーズンということで、押せ押せのローテで使われてきました。そのなかで、GI皐月賞(中山・芝2000m)は16着、GINHKマイルC(東京・芝1600m)も8着と振るいませんでしたが、夏場はじっくりと休養。おかげで、昨秋からは別馬のような成長を遂げました。
昨秋のリステッド競走・キャピタルS(11月23日/東京・芝1600m)では、今回も出走するトロヴァトーレ(牡4歳)、レッドモンレーヴ(牡6歳)らを鮮やかな差しきり勝ちで一蹴。続く今年初戦、GIII京都金杯(1月5日/中京・芝1600m)では内から最高のさばきを見せたサクラトゥジュール(せん8歳)には及びませんでしたが、大外8枠16番発走から直線で強襲し、勝ちに等しい2着。近走の内容は充実一途です。
以前は、ちょこちょことこぢんまりとしたフォームで走っていた馬が、今では体を大きく使って実にダイナミックな走りを披露しています。東京の芝コースも、徐々に外差しが利きそうな見立てもあって、総合力で勝る本命サイドを打ち負かすとすれば、直線での爆発的な決め脚を秘める差し・追い込みタイプと見ます。
ということで、4歳馬で十分な上がり目も見込めるウォーターリヒトを安田記念の「ヒモ穴」に指名したいと思います。
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