マイラーズCは新装・京都のクッションの利いた馬場に合いそうな伏兵2頭の大駆けに要注意 (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 初勝利はマイル戦ですし、適距離は1600m~1800mでしょうから、前走のGIIIチャレンジC(8着。12月3日/阪神・芝2000m)から2ハロンの距離短縮も歓迎のクチ。逃げても、番手からでも競馬ができるタイプで、他馬の出方を見ながらレースができるのも強みになりそうです。

 およそ4カ月半の休み明けとなりますが、中間は田中健騎手(レースの鞍上は岩田康誠騎手)が調整役として騎乗。栗東坂路で入念に乗り込んでおり、態勢は整っています。

 気難しいタイプではありますが、新装・京都は地下馬道などの動線が短く、馬に優しい施設となっていて、メンタル面にもいい影響が出そうです。一変するなら、好走条件がそろっている今回でしょう」

 波乱ムード漂う古馬のマイル重賞。ここに挙げた2頭が新装なった緑鮮やかなターフで、アッと驚くような激走を果たしても不思議ではない。

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