アンカツが選び抜いた「3歳牡馬番付」大混戦の皐月賞&ダービーで勝ち負けを演じるのはどの馬だ?

  • 新山藍朗●取材・構成 text by Niiyama Airo
  • photo by Sankei Visual

 今年の3歳牡馬戦線は近年まれに見る大混戦。まもなく始まるクラシックでも、かつてないほどの激戦が予想されている。

 とりわけ、目前に迫ったGI皐月賞(4月16日/中山・芝2000m)においては、GI朝日杯フューチュリティS(12月18日/阪神・芝1600m)の勝ち馬ドルチェモアがマイル路線へ矛先を向けたうえ、GIホープフルS(12月28日/中山・芝2000m)を制したドゥラエレーデも海外重賞のUAEダービー(2着。3月25日/UAE・ダート1900m)に参戦して不在。一段と熾烈な争いとなっている。

 そうしたなか、有力馬を挙げれば、キリがない。伏兵の台頭も大いに考えられ、まさにどの馬が勝ってもおかしくない状況だ。

 こうなってくると、皐月賞はもちろん、続くGI日本ダービー(5月28日/東京・芝2400m)にしても、予想の難易度は増すばかり。上位を争う馬を絞ることさえ、素人には難解を極める。

 とすれば、ここは"プロの眼"に頼るのが最善だろう。そこで、競走馬の分析に長(た)けた元ジョッキーの安藤勝己氏に3歳牡馬の実力診断を依頼。今年の牡馬クラシックで勝ち負けできるのはどの馬か。独自の視点による「3歳牡馬番付」を選定してもらった――。

京成杯で強い競馬を見せたソールオリエンス(写真左、青帽)京成杯で強い競馬を見せたソールオリエンス(写真左、青帽)この記事に関連する写真を見る

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