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波乱含みの京成杯。穴党記者は今の中山の馬場で力を発揮しそうな実力馬2頭に目を向ける (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 松田記者が推すもう1頭は、今回と同じ舞台でのオープン特別勝ちのあるシーウィザード(牡3歳)だ。

「ホープフルSでも推奨しましたが、そこではレース前のイレ込みで消耗してしまった印象。加えて、1コーナー入り口で窮屈になって、2コーナーまで内ラチ沿いで少し折り合いを欠くところがありました。

 それでいて、コンマ6秒差の9着なら、そこまで悲観しなくてもいいはず。管理する鹿戸雄一調教師も『疲れは見られない』と、GI戦後の反動がないことを強調しています。

 オープン特別の芙蓉S(1着。10月1日/中山・芝2000m)、ホープフルSと中山・芝2000mで緩い流れの好位戦を2度経験しているのも強み。中1週のレースとなりますから、レースまでの落ち着きは直前まで見極める必要がありますが、自分との戦いにさえ勝てば、ここでもチャンスがあると見ています」

 大波乱に終わったホープフルS。同じ舞台で行なわれる同世代の一戦は再び"大荒れ"となるのか、必見である。

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