先週に続き朝日杯FSも荒れる!? 中内田厩舎の所属馬、未勝利・新馬勝ちからの参戦馬が波乱の使者となる

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 阪神競馬場では今週も、2歳GIの朝日杯フューチュリティS(12月18日/芝1600m)が行なわれる。

 2014年に中山から阪神へと舞台を移したこのレース。中山開催時代と同じく、伏兵がコンスタントに台頭し、波乱の多い一戦と言える。実際、2014年以降、3連単で万馬券にならなかったのは2017年のみ。2014年、2016年には、10万円超えの高配当が生まれている。

 また、先週同じ舞台で行なわれた2歳GIの阪神ジュベナイルフィリーズでも、1番人気のリバティアイランドが勝ったものの、2着に12番人気のシンリョクカ、3着に10番人気のドゥアイズが突っ込んできて、3連単は17万円超えの高額配当を記録。そうした直近の流れから見ても、"荒れる"ムードは増している。

 ならば、今回も穴狙いに徹してみてはどうか。そこで、阪神開催になってからの過去8年の結果を参考にして、今年のレースで激走を果たしそうな馬をあぶり出してみたい。

 まず注目したいのは、中内田充正厩舎(栗東トレセン)の所属馬である。

 というのも、同厩舎の馬が過去に2勝しており、友道康夫厩舎(栗東トレセン)と並んでトップの成績を収めているからだ。

 中内田厩舎の所属馬で勝利を飾ったのは、2017年のダノンプレミアム(1番人気)と2020年のグレナディアガーズ(7番人気)。他、昨年も同厩舎のセリフォス(1番人気)が2着に入っている。

 そして今年、中内田厩舎が送り出すのは、コーパスクリスティ(牡2歳)。友道厩舎所属の出走馬がいないことを考えると、絶好の狙い目となる。

 同馬は、2歳新馬(9月4日/新潟・芝1400m)を先行策から抜け出して快勝。続く1勝クラスの秋明菊賞(11月20日/阪神・芝1400m)もスタートで出遅れながら、直線でライバルたちをまとめて差しきって力の違いを見せつけている。うまく展開がハマれば、一発あってもおかしくない。

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