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NHKマイルCは高額配当確率70%。過去の激走パターンから浮上する6頭の逆襲候補

  • text by Sportiva
  • photo by Sankei Visual

 3歳マイル王決定戦となるGINHKマイルC(東京・芝1600m)が5月8日に行なわれる。

 春のGIシリーズのなかでも、波乱の多い一戦だ。過去10年の結果を見ても、3連単の配当が10万円超えの高配当をつけたことが7回もある。2013年には、10番人気のマイネルホウオウが金星を挙げて、2着に6番人気のインパルスヒーロー、3着に8番人気のフラムドグロワールが入って、120万円超えの高額配当が飛び出している。

 こうした傾向を踏まえれば、今年も穴狙いに徹してみてはどうか。ということで、過去10年の結果を参考にして、今回のレースで激走を遂げそうな伏兵馬をあぶり出してみたい。

 まず注目したいのは、前走で3歳クラシック(桜花賞、あるいは皐月賞)に出走している馬である。過去、そうした臨戦を踏んできた馬たちの好走例が目立っているからだ。

 たとえば、2014年に12番人気で3着に入ったキングズオブザサン、2015年に3番人気で快勝したクラリティスカイ、2016年に1番人気で勝ったメジャーエンブレム、同2番人気で2着に入ったロードクエスト、2017年に2番人気で完勝したアエロリット、2019年に2番人気で勝利を飾ったアドマイヤマーズ、2020年に1番人気で2着となったレシステンシア、2021年に7番人気で2着と好走したソングラインらがそうだ。

 そして今年、前走クラシックからここに駒を進めてきたのは3頭。アルーリングウェイ(牝3歳)、ダンテスヴュー(牡3歳)、フォラブリューテ(牝3歳)である。

 アルーリングウェイとフォラブリューテはGI桜花賞(前者が8着、後者が14着。4月10日/阪神・芝1600m)、ダンテスヴューはGI皐月賞(10着。4月17日/中山・芝2000m)からの参戦となる。

 いずれもクラシックでは惨敗を喫して評価は高くないものの、過去例に挙げた馬もほとんどがクラシック敗戦から巻き返しを図っている。なかでも、キングズオブザサンとソングラインはふた桁着順からの逆襲を果たしている。

 今年の3頭も、オープン特別を勝ったり、重賞で好走したりしていることを思えば、状態次第ではアッと驚くような反撃を見せても不思議ではない。

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