2022.03.23

高松宮記念で雌雄を決す。新スプリント女王の座に就くのはレシステンシアかメイケイエールか

  • 新山藍朗●文 text by Niiyama Airo
  • photo by Kyodo News

 今年上半期の「スプリント王決定戦」GI高松宮記念(中京・芝1200m)が3月27日に行なわれる。注目は、昨年引退した絶対女王グランアレグリアの"跡目争い"がどうなるか、だ。

 候補は2頭。

 1頭は、新たなスプリント女王として最有力視されているレシステンシア(牝5歳)。マイルとスプリントGIでは1勝、2着5回という断然の実績を誇る。

 もう1頭は、GI未勝利ながら前走のGIIIシルクロードS(1月30日/中京・芝1200m)を快勝したメイケイエール(牝4歳)。同レースの勝ちっぷりのよさから、その評価は急上昇中だ。

 この2頭、1歳違いの牝馬同士だが、それぞれのキャラクターはかなり異なる。

昨年の高松宮記念でも2着に入るなど、スプリントGIでの実績も豊富なレシステンシア昨年の高松宮記念でも2着に入るなど、スプリントGIでの実績も豊富なレシステンシア この記事に関連する写真を見る  レシステンシアは、デビュー3連勝でGI阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神・芝1600m)を制覇。すかさずクラシック候補に浮上し、その期待に応えてGI桜花賞(阪神・芝1600m)で2着と好走し、GINHKマイルC(東京・芝1600m)でも2着と奮闘した。以降も、重賞戦線で好成績を挙げてきた、いわゆる"才媛タイプ"と言える。

 一方のメイケイエールも、デビュー3連勝を飾った逸材。その才能については、デビュー当時のレシステンシアよりも早くから評価されていた。だが、気性難が災いして、大舞台ではなかなか結果を出せなかった。強い時は強いが、そうでない時は別馬のように脆い、いわば"じゃじゃ馬タイプ"である。

 才媛とじゃじゃ馬――。その互いのキャラクターの違いも「どちらが強いのか?」という興味に拍車をかける。