2021.12.12

牝馬二冠ミッキークイーンの初仔は、名門・国枝厩舎が期待する良血ミッキーキング

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

厳選!2歳馬情報局(2021年版)
第29回:ミッキーキング

 関東のトップトレーナーであり、今年も力を秘めた2歳馬を多数抱える国枝栄厩舎。サークルオブライフ(牝2歳)やコマンドライン(牡2歳)ら、2歳GI戦にも有力候補を送り出すなど、ハイレベルかつ層の厚い陣容となっている。

 そうした状況にもかかわらず、これからデビューを迎える2歳馬にも注目の血統馬がいる。ミッキーキング(牡2歳/父ロードカナロア)である。

ミッキークイーンの初仔となるミッキーキングミッキークイーンの初仔となるミッキーキング この記事に関連する写真を見る  同馬の母は2015年に牝馬二冠を達成したミッキークイーン。彼女は2戦目で初勝利を挙げると、GIIIクイーンC(東京・芝1600m)で2着、続くオープン特別の忘れな草賞(阪神・芝2000m)を勝って、GIオークス(東京・芝2400m)に臨んだ。

 同レースでは中団でレースを進め、最後の直線で力強く伸びて快勝。GI桜花賞から向かってきた有力馬たちを蹴散らして、「樫の女王」に輝いた。

 その後、秋には「牝馬三冠」の最終戦となるGI秋華賞(京都・芝2000m)も勝利。2つのタイトルを手にして、この世代の女王の座を確固たるものにした。

 以降、古馬となってからもGI戦線で奮闘。3つ目の勲章を手にすることはできなかったが、2、3着には度々入って力のあるところを見せ続けた。

 そして引退後、繁殖牝馬となった彼女が最初に生んだのが、ミッキーキング。父も短距離GI6勝のロードカナロアという良血だ。