ローズSで今年も100万馬券が飛び出すか。高配当をもたらすのは末脚確かな2頭
GI秋華賞(10月17日/阪神・芝2000m)の前哨戦、GIIローズS(中京・芝2000m)が9月19日に行なわれる。
3歳「牝馬三冠」最後の一冠に向けての"王道"となるステップレースとあって、過去10年で1番人気は5勝、2着1回とまずまずの成績を残している。しかしその一方で、7番人気以下の伏兵が馬券圏内(3着以内)に突っ込んでくることも多く、3連単では10万円超えの配当が過去10年で7度も生まれている。
そのうち、京都競馬場の改修工事による影響で、本来の阪神競馬場(芝1800m)ではなく中京競馬場(芝2000m)で行なわれた昨年は、100万円超えの高配当をつけた。そして、今年も昨年と同じ舞台で行なわれるため、再び波乱ムードが漂っている。
そうした状況にあって、日刊スポーツの太田尚樹記者も「荒れる」ことを想定してこんな見解を示す。
「今年は、GIオークス(5月23日/東京・芝2400m)の上位3頭が不在。そのうえ、2勝クラスの馬が過半数を占めているため、各々未対戦の馬が多く、能力比較が非常に難しい一戦です。ただ逆に言えば、うまく力関係を見極められれば、高配当にありつけるはずです。
昨年は同じ中京開催で、ふた桁人気の追い込み馬が2、3着に入って、3連単では配当100万円超えという大荒れとなりました。今年も開幕週から差しが決まっており、後方待機組に注目したいと思っています」
ローズSでの大駆けが見込まれているタガノディアーナこの記事に関連する写真を見る そこで、太田記者が穴馬候補に挙げたのは、タガノディアーナ(牝3歳)だ。
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