ローズSの注目は「夏の上がり馬」2頭。血統やコース適性は文句なし
9月19日、中京競馬場でGⅡローズS(芝2000m)が行なわれる。
このレースは、10月17日に開催されるGⅠ秋華賞(阪神/芝2000m)の最重要ステップレースで、3着以上の馬に秋華賞の出走権が与えられる。通常は阪神の芝1800mで行なわれているが、京都競馬場改修の影響で、昨年に続き中京開催(通算3回目)となる。
このレースは最近、春のクラシックホースの出走が減少してきているが、夏に力をつけてきた馬の好走が目立っている。昨年のレースで14番人気ながら2着に入ったムジカの初勝利は、同年の5月24日、GⅠオークスと同じ日に開催された3歳未勝利戦。そしてローズSの前走は、8月の1勝クラス(小倉/芝1800m)で2着だった。
同じく昨年に11番人気3着だったオーマイダーリンは、ローズSのわずか8日前の1勝クラス(中京/芝1600m)を勝ち上がって臨んでいた。今年も夏に力をつけてきた「新星」を探していきたい。
今回、いわゆる"夏の上がり馬"は数多く出走を予定しているが、まず筆者が取り上げたいのがストゥーティ(牝3歳/栗東・奥村豊厩舎)だ。
前走で2勝目を挙げたストゥーティこの記事に関連する写真を見る 同馬は昨年8月の新馬戦(新潟/芝1600m)で勝利後、GⅡチューリップ賞(阪神/芝1600m)3着など重賞戦線でも活躍。ただ、GⅠ桜花賞(阪神/芝1600m)に出走して7着などなかなか勝ちきれず、前走の1勝クラス(小倉/芝1800m)戦で約1年ぶりの2勝目を挙げている。
血統は、父がGⅠ香港CなどGⅠ6勝を挙げたモーリス。この3歳が初年度産駒だが、中京ではピクシーナイトがGⅢシンザン記念(芝1600m)、ルークズネストがGⅢファルコンS(芝1400m)を勝利。その他、ルペルカーリアがGⅡ京都新聞杯(芝2200m)2着、ピクシーナイトがGⅡセントウルS(芝1200m)2着など、幅広い距離で好成績を残している。
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