2021.09.12

サラキア、サリオスら兄姉がこぞって活躍。厩舎の期待も大きい血統馬サリエラの動向

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

厳選!2歳馬情報局(2021年版)
第16回:サリエラ

 1頭の活躍馬を出すのも難しい競馬の世界において、数多くの実績馬を送り出している繁殖牝馬となれば、多大な注目を集める。今年の2歳馬の中にも、そんな優秀な母を持つ評判馬がいる。

 美浦トレセンの国枝栄厩舎に所属するサリエラ(牝2歳/父ディープインパクト)である。

デビューに向けて入念に態勢を整えているサリエラデビューに向けて入念に態勢を整えているサリエラ この記事に関連する写真を見る  母は現役時、ドイツで活躍したサロミナ。GIドイツオークス(ドイツ・芝2200m)を制している名牝だ。

 彼女は日本で繁殖牝馬になって、すでに2頭の重賞馬を輩出。2015年に生んだサラキア(牝/父ディープインパクト)は、GII府中牝馬S(東京・芝1800m)を勝っている。他にも、GI有馬記念(中山・芝2500m)やGIエリザベス女王杯(阪神・芝2200m)で2着になるなど、重賞戦線で奮闘した。

 さらに、2017年に生んだサリオス(牡4歳/父ハーツクライ)は、デビューから3連勝でGI朝日杯フューチュリティS(阪神・芝1600m)を制覇。3歳牡馬クラシックでは、GI皐月賞(中山・芝2000m)とGI日本ダービー(東京・芝2400m)で、いずれも2着という結果を残している。

 また、2018年に生んだエスコーラ(牡3歳/父ディープインパクト)は、3歳1月のデビュー戦で敗れたものの、その後はレコード勝ちを含めて現在2連勝中。圧巻の走りを見せており、今後のさらなる躍進が期待されている。

 そうした兄姉の活躍もあって、デビュー前から多くのファンが関心を寄せているサリエラ。現在はどんな状況にあるのだろうか。関東競馬専門紙のトラックマンがその様子を伝える。