2021.09.12

京成杯オータムH、コース適性高い先行馬2頭を穴党記者が強力プッシュ

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 中山競馬場で9月12日に行なわれる重賞は、GIII京成杯オータムハンデキャップ(芝1600m)。ハンデ戦ということもあって、ひと筋縄ではいかないレースと言える。

 実際、過去10年の結果を振り返ってみても、1番人気は3勝。それ以外はすべて、馬券圏内(3着以内)から外れている。さらに、2015年には3連単で200万円超えという特大の高額配当が飛び出しており、穴党にとっては力の入る一戦だ。

 そうしたレースにあって、どんなタイプが狙い目となるのか。日刊スポーツの松田直樹記者はまず、過去の京成杯オータムHの傾向についてこう語る。

「このレースでは、馬場改修工事が行なわれた2014年(同年は新潟開催)以降、2015年からは4年連続で上がり最速馬が連対。差し馬優勢の状況が続いていました。それが直近2年は、馬券圏内に入っている6頭すべて、4角3番手以内の馬だったんですよ」

 松田記者はそうした傾向の変化を受けて、馬場管理についてJRAの担当者に話を聞いたという。そのうえで、今年のレースで狙える穴馬についての見解を次のように示した。

「近年は馬場傾向が予想における大きなファクターとなっています。そこで昨秋、中山競馬場の馬場造園課を取材したところ、夏場のエアレーション作業(芝コースに小さな穴を一定間隔で開けて、路盤の通気性を向上させるとともに、クッション性を向上させる作業)の実施時期を毎年少しずつズラしているという話を聞きました。そしてそれが、決着タイムや脚質傾向の変化につながっているかもしれない、との説明を受けました。

 そういった馬場傾向は日ごとに見極めたいところではありますが、より良い馬場づくりのための試行錯誤の段階にあるとすれば、昨年からの馬場状態に大幅な変化は考えづらいところ。つまり、今年も引き続き先行有利と想定して、穴馬を探したいですね」