2021.01.16

すべて1勝馬。「荒れる」要素が増した京成杯で穴党記者が見極めた4頭

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 今春の3歳クラシックに向けて、注目レースのひとつとなるGIII京成杯(中山・芝2000m)が1月17日に行なわれる。

 過去10年の1番人気の成績を見てみると、2勝、2着3回、3着1回、着外4回。取りこぼしも多く、絶対視はできない。おかげで、3連単の配当はすべて万馬券。5万円を超える好配当もしばしば生まれている。

 そして、今年も波乱ムードにある。日刊スポーツの松田直樹記者はこう語る。

「出走全馬が1勝馬で、重賞出走経験のある馬がプラチナトレジャー(牡3歳)1頭だけ。この世代の重要なGI戦が年末にあったばかりで、今年もメンバーは小粒です。クラシックを見据える馬たちによるGIII戦ですが、実際は1勝クラスの特別レースと言っても、乱暴な表現ではないように思います」

 そうなると、メンバー比較が難しいところ。いったい、どういった馬を狙えばいいのだろうか。松田記者はこんな見解を示す。

「先週の3日間開催を見る限り、芝コースは3コーナーあたりからゴール付近まで、早くも最内の馬場が荒れ始めています。レースの傾向も内をいく先行馬の粘り込みは、ほとんど見られません。発展途上の3歳馬の脚力を考えれば、後方一気の追い込みは厳しいかもしれませんが、好位から中団あたりで立ち回ることができる、センスあふれる馬を狙いたいところです」

京成杯での勝ち負けが期待されるヴァイスメテオール京成杯での勝ち負けが期待されるヴァイスメテオール  そこで、松田記者が名前を挙げたのは、ヴァイスメテオール(牡3歳)だ。

「新馬戦(10月18日)は、やや重の東京・芝1800mで1着。勝ち時計は1分52秒4と強調できるものではありませんが、道中2番手を追走し、3、4コーナーから直線にかけては、馬場の荒れていない外目をスムーズに進出していきました。