2020.06.26

宝塚記念で波乱の主役となれる候補の4頭。
力の要る馬場で台頭する!

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 春の総決算となるGI宝塚記念(阪神・芝2200m)が6月28日に行なわれる。

 ファン投票1位のアーモンドアイは不在ながら、2位のラッキーライラック(牝5歳)、3位のサートゥルナーリア(牡4歳)、6位のクロノジェネシス(牝4歳)など、今が旬の実績馬が参戦。春の「グランプリ」に相応しいメンバーがそろって、見応えのあるレースが繰り広げられそうだ。

 宝塚記念の過去10年の結果を振り返ってみると、1番人気はわずか2勝。ゴールドシップ、キタサンブラック、サトノダイヤモンドなどが馬券圏外(4着以下)に沈んでいる。

 そうした状況にあって、3連単はすべて万馬券。50万円台や40万円台といった高配当も飛び出しており、ひと筋縄とはいかないレースとなっている。

 その要因のひとつが、この時期の阪神・芝コースのコンディションにある。梅雨の時期で、しかも開催8日目。つまり、決して万全とは言えない馬場状態をどう読むかが、馬券検討においては重要な要素となる。

 はたして、今年の馬場状態はどうなのか。この点について、デイリー馬三郎の吉田順一記者はこう分析する。

「先週の日曜日の特別戦では、3勝クラスの芝2000m戦の勝ちタイムが1分59秒1。オープンクラスのリステッド競走(芝1600m)の勝ちタイムが1分32秒7と、速めの時計が記録されています。

(阪神競馬場での)昨年の暮れや今年の春開催は、例年に比べると雨の影響があったのは確かですが、レース中に土砂降りになることが少なかったので、年明けや春の京都競馬場ほど、痛みがきつくなることはありませんでした。

 ただし、この週末は梅雨の時期らしい予報となっています。レース中に雨が降るか、降らないかで、馬場の痛みや時計の出方は大きく変わってきそうですが、軽い芝による高速馬場での時計勝負、というパターンはなさそうな気がします」