2018.10.08

牧場も厩舎もトラックマンも絶賛。
ワールドプレミアはどんだけすごい

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

厳選!2歳馬情報局(2018年版)
第20回:ワールドプレミア

 先日、前人未到のJRA通算4000勝を達成した武豊騎手。50歳を前にして”偉業”を成した天才ジョッキーは、今後さらなる活躍を見せてくれるだろう。

 現に、来春のクラシックを狙う有力2歳馬の中にも、彼とコンビを組んでデビューを迎えようとしている馬が数多くいる。

 栗東トレセン(滋賀県)の友道康夫厩舎に所属するワールドプレミア(牡2歳/父ディープインパクト)も、その1頭である。

来春のクラシックを見据えているワールドプレミア 母はドイツ生まれのマンデラ。ドイツやフランス、アメリカのレースにも出走し、GIドイツオークス(ドイツ・芝2200m)で3着になるなどの実績を残している。

 ちなみに、マンデラの半弟マンデュロは、欧州のGIを3勝。その当時(2007年)、世界ホースランキングの芝部門で世界1位の座に就いている。

 マンデラは引退後、しばらくしてから日本に来ると、繁殖牝馬となって早速才能豊かな産駒を送り出した。2009年生まれのワールドエース(牡、父ディープインパクト)である。

 同馬は早くから「クラシック候補」と称されて、実際に世代の”主役”を張ってクラシックに臨んだ。結局、栄冠を手にすることはなかったが、GI皐月賞(中山・芝2000m)で2着と好走。1番人気に推されたGI日本ダービー(東京・芝2400m)では4着に終わったものの、実力の高さは十分に示した。

 その後はケガに泣かされて1年半以上の休養を余儀なくされたが、復帰後2戦目のGIIマイラーズC(京都・芝1600m)をレコード勝ち。能力があることを改めて証明した。