2018.08.12

話題のスイープセレリタスは、
母と同じ「直線一気の雰囲気がある」

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

厳選!2歳馬情報局(2018年版)
第12回:スイープセレリタス

 スイープトウショウ(牝)といえば、2000年代に活躍した名牝の1頭といえるだろう。

 2003年から2007年まで現役生活を送り、デビュー以来、豪快な末脚を武器に一世を風靡。その鮮烈な走りに、多くのファンが魅了された。

 デビュー戦を圧勝し、すぐに能力の高さを示したスイープトウショウ。3歳時にはクラシック戦線における主役候補の1頭だった。そして、”牝馬三冠”のうち、GI桜花賞(阪神・芝1600m)は5着、GIオークス(東京・芝2400m)は惜しくも2着に終わったものの、三冠最後のGI秋華賞(京都・芝2000m)を制して、初のGIタイトルを手にした。

 古馬になってからも、第一線で活躍。切れ味鋭い走りで、強烈なインパクトを世の中に与えてきた。

 その最たるものが、4歳時に挑んだGI宝塚記念(阪神・芝2200m)だろう。牡馬一線級の豪華な顔ぶれがそろった同レースにおいて、スイープトウショウは出走15頭中、11番人気という低評価に甘んじていた。

 だが、ここでも自慢の末脚を炸裂させて、競馬ファンの度肝を抜いた。スタート後に中団につけると、直線ではライバルたちを早々に飲み込んで、外からの追撃もきっちり抑えて快勝。連覇を狙ったタップダンスシチーや、前年に”秋の古馬三冠(天皇賞・秋、ジャパンカップ、有馬記念)”を達成したゼンノロブロイ、さらにはハーツクライやリンカーンら強豪牡馬をまとめて蹴散らした。