情報通だから抽出できる3頭。エルムSも好調・穴党記者におまかせ!

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 早くも折り返し地点となる夏の札幌開催。8月12日にはGIIIエルムS(札幌・ダート1700m)が行なわれる。

 札幌競馬場で行なわれた過去10回のうち(2009年の新潟開催、2013年の函館開催は除く)、1番人気は2勝、2着1回、3着3回、着外4回と、可もなく、不可もなくといったところか。そうした状況にあって、過去10回中6回は3連単の配当が6万超え。特にここ4年は、11万7750円(2014年)、6万3770円(2015年)、6万8270円(2016年)、6万3650円(2017年)と"手ごろ"な万馬券が続いていて、今年も同様の好配当を期待したいところだ。

 着外(4着以下)に敗れた1番人気馬に共通する"危険なパターン"は、前走が4着以下、もしくは前走で勝っていても2番人気以下だった場合。前走1番人気で、エルムSでも1番人気に推された馬は皆、3着以内に入っている。

 そして今年、1番人気になりそうな候補を挙げると、まずはミツバ(牡6歳)か。同馬は、地方交流重賞の前走・マーキュリーC(7月16日/盛岡・ダート2000m)で勝っているものの、2番人気だった。

 これは、2008年に地方交流重賞のブリーダーズゴールドC(旭川・ダート2300m)を2番人気で勝利し、エルムSで1番人気に推されながら4着に敗れたメイショウトウコンと同様の"危険なパターン"。実際に1番人気になったら、思い切って"消し"という選択もアリかもしれない。

 もう1頭、候補となるのは、現在は地方の船橋所属となるリッカルド(せん7歳)。一昨年のこのレースの勝ち馬で、リーディングトップのクリストフ・ルメール騎手を配したことで、かなりの人気を集めそうだ。

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