2018.08.17

マカヒキもマサカと驚く可能性。
札幌記念は4歳の牡牝2頭に勝算あり

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Yamane Eiichi/AFLO

昨年のエリザベス女王杯を制したモズカッチャン 8月19日、札幌競馬場では3歳以上による重賞・GII札幌記念(芝2000m)が行なわれる。夏シーズン(7~8月)唯一のGII戦ということで、毎年GI馬も多く出走。今年も、ネオリアリズム(香港GIクイーンエリザベス2世C)、マカヒキ(GI日本ダービー)、モズカッチャン(GIエリザベス女王杯)と、3頭のGIホースが出走予定だ。

 果たしてどんなレースになるのか、まずは過去の傾向を振り返ってみよう。過去10年の1番人気馬は2勝、2着5回、3着1回、着外2回と、80%の複勝率(3着以内率)を誇り安定感はあるが「2着惜敗」が多い印象だ。1倍台の圧倒的人気馬も、2009年ブエナビスタ(1.5倍)、2012年ダークシャドウ(1.7倍)、2014年ゴールドシップ(1.8倍)、2016年モーリス(1.6倍)が、すべて2着に終わっている。

 札幌競馬場はほぼ平坦なコースで、直線も266m(参考:東京競馬場は525.9m)と短いため、差しタイプの人気馬が後ろから行きすぎると届かないことが多い。かといって、前での競馬を意識しすぎるとペースが速くなり、他の馬に差されてしまうという難しいコースなのだ。

 今年は単勝オッズ1倍台の人気になるような馬はいなそうだが、1番人気馬の単勝馬券はちょっと買いにくいということは覚えておこう。

 1番人気以外で成績がいいのは5番人気馬で、2008年タスカータソルテ、2015年ディサイファ、2016年ネオリアリズムが勝利している。

 また、前走レースがGIII函館記念の馬が延べ48頭と圧倒的で、4勝を挙げている。今年の函館記念からは、2着のサクラアンプルール、5着のスズカデヴィアス、8着のナイトオブナイツの3頭が参戦する。

 ここからは過去10年の札幌芝2000mの成績を見てみよう。騎手ではマカヒキに騎乗するルメール騎手が41戦14勝で、勝率34.1%、連対率(1着か2着に入る確率)56.1%と驚異的。その他の騎手では、ミッキースワローの横山典弘騎手、サングレーザーの福永祐一騎手が好成績を残している。