2018.02.12

その強さ、ナリタブライアン級。
王者ダノンプレミアムは何がすごいのか

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

2018年クラシック候補たち
第2回:ダノンプレミアム

 デビューから3戦3勝。無傷のまま2歳GIを制覇した。

「大物誕生」というにふさわしい、華々しいキャリアを背負った若駒が、今年のクラシックに挑もうとしている。

 栗東トレセン(滋賀県)の中内田充正厩舎に所属するダノンプレミアム(牡3歳/父ディープインパクト)である。

GI朝日杯FSでも圧倒的な強さを見せたダノンプレミアム 昨年6月にデビューした同馬は、初戦となった2歳新馬(6月25日/阪神・芝1800m)を完勝。先行策から、直線では後続を4馬身突き放した。

 2戦目には早くも重賞に挑戦。3カ月の休養を挟んでGIIIサウジアラビアロイヤルC(10月7日/東京・芝1600m)に臨んだ。

 ここでも好スタートから2番手を追走すると、余裕十分に抜け出して快勝。長い直線を悠々と押し切った。勝ちタイムの1分33秒0は、このコースの2歳レコードだった。

 そして迎えたGI朝日杯フューチュリティS(12月17日/阪神・芝1600m)。2歳馬の王者を決するこの舞台で、同馬はその強さを一層際立たせることになる。

 最内1番枠から道中3、4番手につけると、4コーナーまではゆったりとインで待機。直線入口で前が開くと、モノの違いを見せつけるかのように一瞬で抜け出して、そのまま後続を寄せつけることなく、トップでゴール板を通過した。

 優勝タイムの1分33秒3は、問答無用のレースレコード。加えて、2着に3馬身半もの大差をつけて勝ったのは、のちにクラシック三冠を達成した1993年のナリタブライアン以来、24年ぶりのことだった。