2015.11.26

【競馬】ミッキークイーンは第2のジェンティルドンナになれるのか?

  • 平出貴昭(サラブレッド血統センター)●文 text by Hiraide Takaaki   村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

世界が注目! ジャパンカップ有力馬プレビュー(3)

ジェンティルドンナとの比較

 GIジャパンカップ(11月29日/東京・芝2400m)で人気の一角を担うと思われるミッキークイーン。GIオークス(5月24日/東京・芝2400m)、GI秋華賞(10月18日/京都・芝2400m)を勝ち、現3歳最強牝馬と見られている馬だ。3歳牝馬によるジャパンカップ勝利は、2012年ジェンティルドンナによる1勝のみ。ミッキークイーンがジェンティルドンナに続く名牝となれるか、分析してみよう。

秋華賞を快勝したミッキークイーン(中央前)。牝馬限定のエリザベス女王杯ではなく、ジャパンカップに挑戦!

 まずはジャパンカップ直前時点での、2頭の過去のレース内容やタイムなどから分析・比較する。ジェンティルドンナは日本ダービーより速いレースレコードタイム・2分23秒6を叩き出し、5馬身差の圧勝でオークスを制し、秋華賞も上がり3ハロン33秒1という驚異的な瞬発力で差し切り。GI桜花賞からオークス、GIIローズS、秋華賞と4連勝を飾っている。

 対するミッキークイーンは桜花賞除外後、忘れな草賞(4月12日/阪神・芝2000m)を勝利し、ジェンティルドンナに次ぐ歴代2位の好時計2分25秒0でオークスを勝利。秋初戦のローズS(9月20日/阪神・芝1800m)は2着に敗れたが、秋華賞は馬群の真ん中を早めに抜け出す正攻法の競馬でレースレコード1分56秒9を記録した。素晴らしい走りではあったが、その走りのインパクトは、現時点で3年前のジェンティルドンナを超えているとは言いづらい。上がり3ハロンの最高は33秒7と、瞬発力でも劣っている。ただ、これまで7戦4勝2着3回、0.2秒差以上負けていないという安定性は、ジェンティルドンナ以上のものがあるといえるだろう。