【競馬】海外からも熱視線! セレクトセールにオルフェの仔が登場 (5ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu

「下見で実馬を見て、柔らかい動きをしていて機敏さがありました。とてもいい馬だなあと思って血統をチェックしたら、あのオルフェーヴルの子供だというじゃないですか。母方の血統も含めて、これは『欲しい』と思いました。購買できてとても嬉しいです」

 海外のトップホースマンにも認められたオルフェーヴルの産駒たち。1億の大台はなかったが、当日全体の平均価格が約3298万円に対し、オルフェーヴル産駒の価格は約4108万円。ディープインパクト、キングカメハメハ、ステイゴールドに次ぐ4番目(複数頭上場馬に限る)ということからも、評価の高さが伺える。

 また、前述のゲイ・ウォーターハウス調教師のほかにも、今年37年ぶりに誕生したアメリカの三冠馬アメリカンフェイローの父パイオニアオブザナイルをけい養する名門牧場ウインスターファームをはじめとした外国人バイヤーも、エンパイアメーカー産駒やノヴェリスト産駒などを購買。世界からも優秀なマーケットのひとつとして認知されたといえる結果を出した。

 今回購買された1歳馬は来年、当歳馬は再来年デビューを迎える。セール出身馬の行く末を楽しみに待ちたい。

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