【競馬】史上最高のJCを制すのは「次元が違う」ハープスター (3ページ目)
まさに、多彩かつ強力なメンバーが集った今回、ジェンティルドンナも安泰とは言えません。はたして、ハイレベルな激戦を制して、頂点に立つのはどの馬なのか、見逃せない一戦ですね。
さて、このレースの「ヒモ穴馬」には、ハープスター(牝3歳)を取り上げたいと思います。
ジャパンカップで「日本一」の栄冠を目指すハープスター。 3歳牝馬で凱旋門賞(10月5日/フランス・芝2400m)に挑戦。今回は、そこからの遠征帰りのうえ、帰国してからの日も浅く、心配される材料は山ほどあります。しかし、そのすべての不安をはねのけて、栄冠を手にしてしまうのではないか。ハープスターには、そんな可能性を感じています。
実際に獲得しているGIは桜花賞(4月13日/阪神・芝1600m)のみですが、常に次元の違う走りを見せています。取りこぼしたレースにおいても、「いったいどれだけ強いのか」と思わせるほどのパフォーマンスを必ず見せてくれています。凱旋門賞にしても、6着に敗れたとはいえ、見方を変えれば、強い競馬をしていました。
懸念される遠征疲れについては、中京でデビューして、間もない2戦目で新潟への長距離輸送をこなしながら、涼しい顔で圧勝したことを思えば、問題ないと見ています。その後も、東京、札幌に遠征しても、その影響を感じさせることはありませんでした。おそらく、何事にも動じない気性の持ち主なのでしょう。海外遠征は国内遠征とは別ものかもしれませんが、ハープスターであれば、この試練も難なく克服してくれるのではないでしょうか。
ジェンティルドンナを破ることは大変なことですが、ハープスターからはそれが実現できる“オーラ”を感じています。勝てば、最優秀3歳牝馬だけでなく、凱旋門賞でも日本馬最先着を果たしていますから、年度代表馬に選ばれてもおかしくないでしょう。レースが楽しみですね。
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