2014.11.01

【競馬】天皇賞・秋の「刺客」は本格化したディサイファ

ダービージョッキー
大西直宏が読む「3連単のヒモ穴」

 11月2日に開催される天皇賞・秋(東京・芝2000m)。ジャパンカップ(11月30日/東京・芝2400m)、有馬記念(12月28日/中山・芝2500m)と続く、秋の古馬三冠レースの第1弾として、すっかり定着してきましてね。

 そのためか、近年は休み明けでいきなり天皇賞・秋に臨む馬が増えてきました。今年も、ジェンティルドンナ(牝5歳)をはじめ、フェノーメノ(牡5歳)、エピファネイア(牡4歳)といったGI勝ちのある実力馬たちが、この秋ここから始動します。

 注目したいのは、その3頭です。

 ジェンティルドンナは、昨年のレース(2013年10月27日)でジャスタウェイ(牡5歳、当時4歳)に完敗しましたが、その後のジャパンカップ(2013年11月24日)で史上初の連覇を達成。まさに「女傑」と呼ぶに相応しい存在です。ジャスタウェイが今や、世界の頂点に立つような馬になったことを思えば、完敗した結果もマイナスとは言えません。レース展開もジャスタウェイに向いていましたし、そうした状況で競馬的には五分の戦いを見せたジェンティルドンナの評価が下がることはありません。

 今春は、少し難しい面を出すようになって、京都記念(6着。2月16日/京都・芝2200m)で不可解な負け方を見せると、次のドバイシーマクラシック(3月29日/ドバイ・芝2410m)では快勝したものの、宝塚記念(9着。6月29日/阪神・芝2200m)では再び”らしくない”大敗を喫しました。これまでの実績を考えると、ここまで負けるような馬ではないので、これらの敗戦は少し気になるところです。

 それでも今回は、4戦3勝2着1回と得意な東京が舞台。鞍上は、全国リーディングトップの戸崎圭太騎手が務めます。心強いパートナーを得て、ぜひとも巻き返しを図ってほしいものです。

 天皇賞・春(5月4日/京都・芝3200m)で連覇を果たしたフェノーメノも、当然勝ち負けできる一頭です。春の日経賞(3月29日/中山・芝2500m)では、9カ月ぶりの出走で5着と敗れましたが、順調さを欠いた当時の”休み明け”と今回のそれとは、意味合いがまったく違います。