【競馬】エプソムC、サクラアルディートが鞍上・横山典弘で激走の予感
ダービージョッキー
大西直宏が読む「3連単のヒモ穴」
NHKマイルCにはじまり、ヴィクトリアマイル、オークス、そして日本ダービーで最高潮を迎えた東京開催のGIシリーズ。先日の安田記念も、まだダービーの余韻が残っていて、大いに盛り上がりました。これで、春のGIは6月23日の宝塚記念(阪神・芝2200m)を残すのみとなりましたが、注目の重賞レースはまだまだ目白押しです。
エプソムCで一発ムード漂うサクラアルディート。 6月9日には、エプソムC(東京・芝1800m)が開催されます。GIではありませんが、安田記念に出走していてもおかしくないほど、力のある馬たちが出走予定です。そうした実力馬たちが見せるハイレベルなレースを、ぜひとも堪能してほしいと思います。
力がありながら賞金不足で安田記念に出走できなかった馬たちというと、東京新聞杯(2月3日/東京・芝1600m)の勝ち馬クラレント(牡4歳)はじめ、昨秋の富士S(2012年10月20日/東京・芝1600m)で2着と好走したファイナルフォーム(牡4歳)、安田記念の前哨戦となるマイラーズC(4月21日/京都・芝1600m)でグランプリボスに僅差の2着だったサンレイレーザー(牡4歳)、そして前走のメイS(5月18日/東京・芝1800m)を快勝したタムロスカイ(牡6歳)などがいます。それぞれ、今回のエプソムCに参戦し、有力馬に挙げられています。
これら4頭は、勝ち負けできる存在でしょう。しかし、僕が最も注目しているのは、サトノアポロ(牡5歳)です。
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プロフィール
大西直宏 (おおにし・なおひろ)
1961年9月14日生まれ。東京都出身。1980年に騎手デビュー。1997年にはサニーブライアンで皐月賞と日本ダービーの二冠を達成した。2006年、騎手生活に幕を閉じ、現在は馬券を買う立場から「元騎手」として競馬を見て創造するターフ・メディア・クリエイターとして活躍中。育成牧場『N.Oレーシングステーブル』の代表も務め、クラシック好走馬を送り出した。